極大射程 （written by 愛狂靴） 2008/08/16 (Sat)

映画館で観るのを逃した作品の一つ、「ザ・シューター　極大射程」をやっと観る事ができました～。
内容は題名からも予想がつくと思いますが、スナイパー（狙撃手）の話。
主人公が「ボーン～」シリーズみたいな国家の陰謀に巻き込まれていくパターンのお話ですね。

で、全体的な評価。
アクション映画としては、まぁ、７０点ぐらい。
そして、リアリティは中途半端です（笑）
以下、マニアックになります。
多分、一部の人しか分からないでしょう（笑）

リアルだったところ。
狙撃手が観測手とペアで行動しているところ。
観測手の指示で狙撃手が狙撃を行う戦法は、なかなか映画では描かれないものなんで。
それと、狙撃に至るまでのプロセス。
あとは、主人公が巻き込まれる陰謀のエゲつなさ（笑）

リアルじゃなかったところ。
他、全て（笑）


まぁ、これまでにも狙撃手を描いた映画は結構ありますけどね。
「スターリングラード」では、なかなか描かれない室内での狙撃戦を描いていますね。
ただ、結構ラブストーリーが入ってるんで、何か、よく分かんない事になってます（笑）
「山猫は眠らない」シリーズでは、遅れて聞こえる銃声まで徹底して再現してましたね。
この作品、一作目で主人公が利き手の人差し指を負傷してるんですが、ちゃんと二作目ではそれを踏襲して、引き金を中指で引いてます。
この徹底具合、ハッキリ言ってアホ（笑）
でも、俺はそーゆーアホが好き（笑）

フツーの人が一番知ってる映画の狙撃手だったら「プライベート・ライアン」のジャクソンですかね。
この作品も何気にリアリティを徹底してます。
ちゃんと銃声が遅れて聞こえる「無音の恐怖」を再現してますし。
ちなみに補足しておくと、狙撃銃の銃弾は音速を超えるので、あまりにも距離が離れると銃声が聞こえる前に銃弾が到達するんです。
まぁ、ジャクソンは最後は戦車砲で吹っ飛ばされてしまうんですが・・・・（笑）
ちなみに、このジャクソン、よく見ると左利きです。
戦時中なので左利き用の銃はないんですが、狙撃の技術を優先して、扱いにくい右利き用の銃を左利きのまま使ってます。
アメリ、気づいてた？（笑）

いやはや、さすがスピルバーグですね。


以上、非常にマニアックなお話でした。
少しでも分かった人はお返事ください（笑）